Takarae and Levin (2001) Animals and artifacts may not be treated equally: Diffferentiating strong and weak forms of category-specific visual agnosia

3人のCSVA(category-specific visual agnosia)患者について、刺激に由来する種々の要因を統制してもカテゴリ選択的な障害が見られるかどうかをhierarchical regression analysisを用いて検討した。
category-specific deficitは動物と人工物の認識障害がdisproportionateに起きるという症例で、animal-specificな障害の方が多く報告されている。これは動物の方が見た目が似ている、共有されている特徴が多い、などのこのカテゴリの所属項目に共通する特徴が影響して起きているのであり、神経システムがカテゴリカルに組織されているわけではないという説がある。
結論としてこの研究では種々の要因を統制してもカテゴリ特異的な失認が起こる、すなわち刺激特性だけでCSVAを説明できないという主張がなされている。


IntroductionがCSVAの研究を(2001年以前のもの)まとめており、有用。
日本人でSemanticな研究ということで読んでみたけれど主著者のTakaraeさんは現在アメリカで研究しているようだ。
Category-specificityに関する症例研究の総括的レビューがないかと思ったら同じ雑誌の論文でCapitani et al. 2003 (what are the facts of semantic category-specific deficits? A critical review of the clinical evidence, Cognitive Neuropsychology, 20, 213-261)があった。これより新しいものがなければおそらくこれが最新。

<追加>
課題はnamingとvisual search(livings from artifacts, artifacts from livings)のようだ。
visual searchの方が健常者においてはカテゴリ特異性を推測するsensitiveなテストになりうるのだろうか、もしそうだとすれば側頭葉変性・損傷などに伴う言語・意味的想起障害の早期発見に使えるかもしれない、と妄想した。

artifact specific な処理と前頭・頭頂との関係を示した研究が二つある。
患者データ:Saffran & Schwarts, 1994
イメージング:Martin, Wiggs, Ungerleider, & Haxby, 1996
これらがconsistentか(この後の2000年代の研究でも出てるか)+道具表象に関わる前頭・頭頂の認知的役割がどう説明されるのか、の二つについて、文献のチェックと考察が必要
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