Statistics and Truth

「統計学とは何か 偶然性を活かす(原題Statistics and Truth - Putting chance to work)」を図書館で借りて読んだ。
統計学の考え方と発展を分かりやすく解説していて読みやすい。統計学はartでもあるということだが、ここでいうartは人間の技能、直感がモノを言う領域ということらしい(訳者注より)。芸術と訳されていたので最初は得心がいかなかった。技術と訳してしまったほうがすっきりするような気がする。

特に関心を引くのはデータの尋問(cross examination of data)というところ。有名なメンデルの実験やイギリスの教育心理学者バートの研究の例など、データのランダムネスの解析からそのデータとしての信憑性に疑義があることが証明された例を挙げている。実験計画法の父であるフィッシャーの影響か、実験・調査の計画段階における統計学者の役割も強調しており、データを集めたあとで統計学者に意見を求めることは、人が死んだあとで法定解剖医に死亡原因を聞くようなものだと述べていた。

弘法も筆の誤りというべきか、引いているデータに間違いがあるらしい(とある在米(経済?)研究者のサイトより)。左利きが右利きに比べ平均で9年寿命が短いというところだが、確かに言われてみるとこれはありそうにない。

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